【米国株】高配当8銘柄の配当利回りまとめ

配当・優待

今回は、私が実際に投資している高配当米国株のポートフォリオを公開します。コカ・コーラやマクドナルドなど有名銘柄の1株利益(EPS)、配当利回り、配当性向、増配率など細かくまとめていますので、ぜひご覧ください。

ざっくり解説
  • 高配当株への総投資は、約300万円
  • 年間配当は、約11万円
  • 配当利回りは、約3.5%
  • 主な投資対象は、連続増配が期待できる高配当銘柄

投資方針

投資方針
  • ヘルスケア、生活必需品、通信などのディフェンシブ銘柄中心
  • 2~5%の配当利回りがある銘柄
  • 連続増配実績がある銘柄
  • 過去5年増配率が高い銘柄
  • 総じて、税前配当利回りが3~4%になるような構成

上記の通り、過去の配当実績がしっかりしており、景気や市場の影響を受けにくいバリュー銘柄を主力としています。コーラやマクドナルド、ユニリーバあたりは世界中の誰でも目にする機会がある超メジャーな会社なので比較的安心ですね。

実際のポートフォリオ

銘柄・セクター・投資額・年間配当・配当利回り

銘柄セクター投資額年間配当配当利回り
ABBVヘルスケア$3277.2$169.25.16%
KO生活必需品$4947.8$176.03.56%
MCD一般消費財$2200.8$55.22.51%
ULヘルスケア$3594.1$155.944.34%
VZ電気通信$4965.7$243.24.89%
NEE公共事業$4813.7$110.52.30%
ASML情報技術$2988.6$41.91.40%
Total$26787.9$951.93.55%

1$=120円なら、約300万円の投資で年間11万円(税前)の配当が貰える計算です。

個別銘柄の分析

過去10年間の株価の推移、配当利回り、増配実績、1株利益あたりの配当性向まで確認します。

【ABBV】ヘルスケア

ABBV(アッヴィ)は、アメリカのバイオ医薬品企業です。関節リウマチ薬「ヒュミラ」が世界売上高トップなのですが、特許切れが近いらしく、M&Aや新薬開発へ莫大な投資を続けています。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$109.24×30株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$5.64+8.5%
2021年$12.742.3%$5.20+10.2%4.79%
2020年$10.5144.9%$4.72+10.3%5.37%
2019年$8.9447.9%$4.28+19.2%5.75%
2018年$7.9145.4%$3.59+40.2%4.23%
2017年$5.5945.8%$2.56+12.3%2.77%
2016年$4.8247.3%$2.28+12.9%3.65%
2015年$4.2847.2%$2.02+21.7%3.62%
2014年$3.3150.2%$1.66+3.8%2.93%
2013年$3.1451.0%$1.603.57%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およ3~6%の間で推移
  • 連続増配かつ平均増配率が+10%以上と驚異的
  • 1株利益が順調に伸びているため、配当性向は40~50%と無理のない範囲
  • 2022年は増配率が+8.5%と鈍化したが、今後も連続増配が期待できそう
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
5/8/11/2月$109.24$5.645.16%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
30$3277.2$169.2
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年2月$1.4130$42.33$30.36
21年11月$1.330$39$27.98
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約40万円の投資で年間2万円(税前)の配当が貰える計算です。ABBVは、21年9月の暴落時に安値で買えたのが大きいですね。

【KO】生活必需品

KO(コカ・コーラ)は、アメリカの大手飲料メーカーです。少し前のダイエットブームで販売が落ちたり、ゼロカロリーコーラが流行ったりしましたが、何だかんだで私はオリジナルコーラが一番好きです。最近は「檸檬堂」というアルコール飲料の販売にも進出しましたね。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$49.48×100株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$1.76+4.8%
2021年$2.3372.1%$1.68+2.4%3.08%
2020年$1.9584.1%$1.64+2.5%3.11%
2019年$2.1175.8%$1.60+2.6%2.97%
2018年$2.0974.6%$1.56+5.4%3.14%
2017年$1.9177.5%$1.48+5.7%3.25%
2016年$1.9173.3%$1.40+6.1%3.35%
2015年$2.0066.0%$1.32+8.2%3.04%
2014年$2.0559.5%$1.22+8.9%2.75%
2013年$2.0853.9%$1.122.78%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ2~3%の間で推移
  • 過去60年連続増配の実績がある、増配率は2~5%以内と控えめ
  • 1株利益は横ばい、配当性向は70~80%の範囲
  • コーラという完成された商品から安定した利益を稼ぎ、小さいが確実に増配を重ねていく印象
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
4/7/10/12月$49.48$1.763.56%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
100$4947.8$176
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年4月$0.44100$44$31.58
21年12月$0.42100$42$30.14
21年10月$0.4290$37.8$27.13
21年7月$0.4290$37.8$27.13
21年4月$0.42100$42$30.14
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約60万円の投資で年間2万円(税前)の配当が貰える計算です。KOは増配率低めですが、その分将来に渡って連続配当が期待できると感じています。

【MCD】一般消費

MCD(マクドナルド)は、アメリカの大手ハンバーガーチェーンです。最近はヴィーガンの方向けに、ビヨンドミートとタッグを組んだ商品を開発するなど、時代に合わせて柔軟に変化しています。日本だと高単価の「侍マック」が大変人気だそうです、私も大好きです。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$220.1×10株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$5.52~+5.1%~
2021年$9.2856.6%$5.25+4.2%2.21%
2020年$6.0583.3%$5.04+6.6%2.36%
2019年$7.8560.3%$4.73+12.9%2.55%
2018年$7.8553.4%$4.19+9.4%2.45%
2017年$6.6757.4%$3.83+6.1%2.37%
2016年$5.7473.3%$3.61+4.9%3.09%
2015年$4.9569.5%$3.44+4.9%3.01%
2014年$5.3861.0%$3.28+5.1%3.38%
2013年$5.5656.1%$3.123.18%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ2~3%の間で推移
  • 過去40年以上連続増配の実績があり、増配率も平均5%と積極的
  • 1株利益は堅調に伸びており、配当性向は50~70%の範囲
  • 2020年コロナによる落ち込み影響を受けたものの、世界人口の増加やアプリ決済の拡大などで今後も緩やかな成長が期待できそう
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
3/6/9/12月$220.1$5.522.51%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
10$2200.8$55.20
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年6月$1.3810$13.8$9.8
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約26万円の投資で年間0.7万円(税前)の配当が貰える計算です。MCDは利益がきちんと伸びているので、今後押し目があれば追加投資する予定です。

【UL】生活必需品

UL(ユニリーバ)は、イギリスの生活必需品メーカーです。日本でもおなじみの「ダヴ」や「リプトン」などの製造、販売を行っています。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$44.93×80株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$1.96~
2021年$5.6835.4%$2.01+9.8%3.64%
2020年$3.8347.8%$1.83+1.7%3.29%
2019年$2.5570.6%$1.80-0.6%2.97%
2018年$3.5850.6%$1.81+16.0%3.35%
2017年$1.9480.4%$1.56+11.4%3.00%
2016年$1.403.35%
2015年$1.323.05%
2014年$1.493.72%
2013年$1.403.42%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ3~4%の間で推移
  • 連続増配ではないが大きな減配もない
  • イギリスの企業なのでユーロ→ドル為替影響を受け、増配にならない年もある
  • 1株利益にはムラがあるが、配当性向は40~70%の範囲
  • 2022年に構造改革の一環として「管理職20%削減、事業を5部門に再編する」方針を打ち出しており、今後に期待したい
  • イギリス本拠地のADR銘柄なので、米国での配当課税が0%になり、少しお得
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
3/6/9/12月$44.93$1.964.34%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
80$3594.1$155.94
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年6月$0.5080$40$31.4
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約43万円の投資で年間約2万円(税前)の配当が貰える計算です。ULは高配当かつ米国配当課税が発生しないのが魅力ですが、株価が横ばい続きなので注意が必要です。

【VZ】通信サービス

VZ(ベライゾン)は、アメリカの大手電気通信事業者の一つです。近年は、クラウドサービスのAWS(アマゾンウェブサービス)との連携にも乗り出すなど、5Gへの投資に積極的な印象です。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$52.27×95株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$2.56~+1.5~
2021年$5.4046.7%$2.5225+2.0%4.69%
2020年$4.9050.5%$2.4725+2.1%4.21%
2019年$4.8150.4%$2.4225+2.1%4.12%
2018年$4.7150.4%$2.3725+2.2%4.38%
2017年$3.7561.9%$2.3225+2.2%4.74%
2016年$3.9957.0%$2.2725+2.6%4.51%
2015年$3.4264.8%$2.215+3.5%5.03%
2014年$2.14+3.1%4.31%
2013年$2.0754.39%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ4~5%の間で推移
  • 連続増配の実績がある、増配率は+2%程度と控えめ
  • 1株利益は微増だが堅調に推移、配当性向は40~60%の範囲
  • 通信サービスという安定した収益があり、微増ではあるが着実に増配を続けている。5Gサービスへの投資に積極的、今後の収益拡大に期待したい
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
2/5/8/11月$52.27$2.564.9%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
95$4965.7$243.2
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年5月$0.6495$60.8$43.6
22年2月$0.6470$44.8$32.15
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約60万円の投資で年間約3万円(税前)の配当が貰える計算です。VZはアメリカ3大通信会社の1つなので、今後も安定した収益と配当が期待できそうです。

【NEE】公共事業

NEE(ネクステラ・エナジー)は、アメリカ最大手の再生可能エネルギー会社です。特に、風力発電と太陽光発電で大きなシェアを持っています。カーボンニュートラルが求められる昨今、再生可能エネルギーへの投資は加速していくと思われますので、その将来性に期待しています。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$74.06×65株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$1.7+10.4%
2021年$2.5460.6%$1.54+10.0%1.76%
2020年$2.3160.6%$1.4+12.0%1.87%
2019年$2.1059.5%$1.25+12.6%2.13%
2018年$1.9357.5%$1.11+13.0%2.49%
2017年$1.6858.5%$0.9825+12.9%2.52%
2016年$1.5456.5%$0.87+13.0%3.04%
2015年$1.4453.5%$0.77+6.2%3.06%
2014年$1.3254.9%$0.725+9.8%2.81%
2013年$0.663.07%
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ2~3%の間で推移
  • 26年連続増配かつ平均増配率が+10%以上と驚異的
  • 1株利益は順調に伸びている、配当性向は50~60%の範囲と余裕あり
  • 再生可能エネルギーで世界最大の規模を誇る。脱炭素社会の実現に将来的に貢献すると思われる。
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
3/6/9/12月$74.06$1.72.3%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
65$4813.7$110.5
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年3月$0.42565$27.625$19.84
21年12月$0.38555$21.18$15.21
21年9月$0.38555$21.18$15.21
21年6月$0.38555$21.18$15.21
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約60万円の投資で年間約1.3万円(税前)の配当が貰える計算です。再生可能エネルギーは脱炭素社会に欠かせないので、今後も成長を期待したいです。

【ASML】情報技術

ASML(ASMLホールディングス)は、オランダに拠点をもつ半導体製造装置メーカーです。露光装置製造という極めて高度な技術を持ち、この分野はASMLはほぼ独占しています。メタバース、Eスポーツ、自動運転、何をするにも半導体が必要になりますので、半導体の親である半導体製造装置にも注目しています。

  • 過去10年の株価推移(私の平均取得単価は$597.71×5株)
  • 過去10年の1株利益、配当性向、配当金、増配率、配当利回りの推移 
1株利益配当性向年間配当増配率配当利回り
2022年$8.38+149.4%
2021年$16.7820.0%$3.36+38.3%0.42%
2020年$9.8724.6%$2.43-18.3%0.67%
2019年$6.8643.6%$2.99+107.6%1.10%
2018年$7.1320.2%$1.44+29.7%0.73%
2017年$5.1921.4%$1.11+7.8%0.84%
2016年$3.5728.9%$1.03+58.5%1.05%
2015年$3.4518.8%$0.65-8.5%0.59%
2014年$0.71+20.3%0.85%
2013年$0.59
investing.comより引用
  • 過去の配当利回りは、およそ0.5~1.0%の間で推移
  • 連続増配でも高配当でもないが、2022年増配率が+150%と驚異的
  • 1株利益が驚異的な伸び方をしている、配当性向は20~40%の範囲で余裕あり
  • 半導体製造装置に欠かせない露光装置メーカー。市場をほぼ独占しているため、今後も高い収益が期待できそう。
  • 私の平均取得単価に対する配当金、配当利回り
支払い月取得単価配当金配当利回り
5/12月$597.71$8.381.4%
  • 私の総投資額と年間配当金
保有数量総投資額年間配当金
5$2988.6$41.9
  • 過去に受け取った配当金(予定含む)
支払い月配当株数税引前税引後
22年5月$4.195$20.95
ジョニー
ジョニー

1$=120円なら、約36万円の投資で年間約0.5万円(税前)の配当が貰える計算です。直近の超積極的な増配から将来的に高配当株になるのでは、と密かに期待しています

投資にはリスクがあります

本記事は私の持ち株を紹介したのであって、株式の購入を推奨するものではありません。株式を購入の際は、ご自身で良く調べて、納得した上で、無理のない範囲で投資するようにしましょう。

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