電気代の燃料費調整額と再エネ賦課金とは?値上げの理由を解説

くらしに役立つ

「最近電気代が高い気がする・・」ふと疑問に思い料金明細を調べていたら、燃料費がとんでもなく高騰しているのが原因だと分かりましたので、結果をまとめます。

電気代の基本的な内訳

基本料金

主に「最低料金+従量料金加算」か「最低料金ゼロ+使った分だけ加算」の2タイプあり、電力会社によって設定が異なるので、ご自身にあった電力会社を見つければ電気代を節約できるかもしれません

ちなみに私は「Looopでんき」を利用しており、「最低料金ゼロ+使った電気量×22.4円/kWh」という分かりやすいプランになっています。

燃料費等調整額とは

燃料費調整額とは、燃料費高騰など事業者の努力外の要素を調整するためのものです。燃料費が安い時期であればマイナス調整もあり得ますが、昨今は燃料費高騰によるプラス影響が凄まじく、「最近電気代上がったな」と感じる方はここが主要因であるとお考え下さい。

一般的な製品であればコスト増による値上げには大きな反感が伴うと思いますが、電気というライフライン事業を成り立たせるための措置なので、燃料高が落ち着くまで我慢するしかないです。

燃料費調整制度は、事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入されました。

“経済産業省 資源エネルギー庁(燃料費等調整制度について)”より引用

燃料費等調整額は会社によって違う?

燃料費等調整金額は、どの電力会社を選んでもほぼ変わりません。お住いの地域ごとに若干の違いはありますが、日本国外から輸入している燃料費の増減に比例するという点は変わらないためです。

再生可能エネルギー発電促進賦課金とは

再生可能エネルギー発電促進賦課金(ふかきん)とは、まだコストが高い再生可能エネルギーの普及を促進するために、電気利用量に応じて徴収される費用のことです。

固定価格買取制度で買い取られる再生可能エネルギー電気の買い取りに要した費用は、電気の使用者から広く集められる再エネ賦課金によってまかなわれます。再生可能エネルギーで発電された電気は、日々使う電気の一部として供給されているため、再エネ賦課金は、毎月の電気料金とあわせていただいています。

“経済産業省 資源エネルギー庁(再生可能エネルギー発電促進賦課金とは)”より引用

再生可能エネルギー発電促進賦課金は会社によって違う?

再エネ賦課金は電力を使う全国民が平等に負担しているため、どこの電力会社を選んでも同じです。税金の一種ですので、あまり気にしないようにしましょう。

実際に電気を使ってみて「ホームページに書いてある金額よりも電気代の請求が高い・・なんで?」と疑問に思う場合は、「燃料費等調整額」や「再エネ賦課金」が前提から漏れている可能性が高いです。

我が家の電気代(Looopでんき)

二人暮らしの電気代です。ご覧のとおり燃料費等調整額がみるみる上昇しており、22年1月分から4月分のたったの4ヶ月で約2.5倍に跳ね上がっています。

月の電気使用量が250kWhとすると+450円も値上げされたことになります。我が家は月の電気代が7~8000円なので、月額+5~6%値上げという結果になりました。

燃料費等調整額の推移

世界情勢の悪化により急騰

関西電力地域の燃料費等調整額の推移は以下です。

22年1月以降の世界情勢悪化から、一気に燃料調整額が高騰しているのが分かります。特に、22年1月~3月頃の伸びが異常です。

対象年月燃料費等調整額調整率
2022年5月分3.27円/kWh+8.3%
2022年4月分3.02円/kWh+11.0%
2022年3月分2.72円/kWh+34.0%
2022年2月分2.03円/kWh+69.2%
2022年1月分1.20円/kWh+51.9%
2021年12月分0.79円/kWh

再エネ賦課金(ふかきん)の推移

実はじわじわ値上げしている

再生可能エネルギー発電促進賦課金の推移は以下です。

私も初めて知ったのですが、この費用は毎年少しずつ値上げされており、知らない間に家計を圧迫しているようです。とはいえ再生可能エネルギーの使用促進が目的ですから、ここは前向きに支払いたいと思います。

対象年月再エネ賦課金値上げ率
2022年5月~23年4月分3.45円/kWh+2.7%
2021年5月~22年4月分3.36円/kWh+12.8%
2020年5月~21年4月分2.98円/kWh+1.0%
2019年5月~20年4月分2.95円/kWh+1.7%
2018年5月~19年4月分2.90円/kWh+9.8%
2017年5月~18年4月分2.64円/kWh+17.3%
2016年5月~17年4月分2.25円/kWh+42.4%
2015年5月~16年4月分1.58円/kWh+110.7%
2014年5月~15年4月分0.75円/kWh+114.3%
2013年5月~14年4月分0.32円/kWh+59.1%
2012年5月~13年4月分0.22円/kWh

電気代を安くするのはどうすれば良い?

新電力に乗り換える

新電力会社は、地域の電力会社と直接契約するよりも安い料金になることが多いです。

  • Looopでんき、あしたでんき、そらエネでんき等が比較的安い
    • 基本料金ゼロ、使った分だけ従量料金加算が多い
  • 電気代高騰から申込者が殺到しており、22年3月末で新規申込不可になっている

ただし、少し気がかりなのが、同じ新電力会社のエルピオ電気が22年4月末をもって電気小売り事業からの撤退を表明したことです。燃料不足、価格高騰、世界情勢悪化・・など様々な要因から、競合他社の価格競争についていけないため事業存続が不可能だと判断したそうですが、他の新電力会社も同じ状況に陥らないとは限らないので、注意が必要かと思います。

電気とガスのセット割引を狙う

関西地域にお住まいの方なら、関西電力の「なっトクパック」がおすすめです。

  • 関電ガスの「なっトクプラン」は大阪ガスの一般料金より安い
  • 関電の「なっトクでんき」とセットでガス料金が△3%割引になる
  • キャンペーンが多い
    • 関電ガス基本料金2ヶ月無料(22年2月1日~4月30日)
    • 関電への切り替えで1,000円分のクオカード
  • 電気・ガス料金の支払いに使えるポイント制度がある
    • 電気は1,000円につき8ポイント
    • ガスは1,000円につき5ポイント
  • 支払いがまとめられて管理が楽

電気代だけなら新電力の方が安くなる可能性は高いですが、ガス代はそこまで大差がないので、セット割にすることで得られる上記メリットも考慮すると、「なっトクパック」に落ち着く方が多いのではと思います。

ジョニー
ジョニー

ある程度の料金見直しができたので、次はそもそもの利用量を減らすような暮らし方を心がけたいと思います。

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